9月も後半なのにまだまだ暑い。湿度も高くワインよりビールに手が伸びるが、やっぱり美味しいワインが飲みたい。Txakoli を買っておいたのを思い出し、冷やして飲むことに。お供は自家製ガスパチョもどきとパエリア。このワインは憧れの地スペインバスク地方のサンセバスチャン近郊のワイナリーからやってきた。Hondarrabi Zuri(オンダバリ スリ)というバスク地方でしか栽培していない白ブドウを使っているとのこと。発酵プロセスを半ばで止めて微発砲ワインに仕上げている。まず香りは、瑞々しい梨、白桃に白い花のニュアンス、ミネラル感あり。口に含むと爽やかなラムネのような酸味、梨と梨の種のような良い意味での苦味、ライチのさっぱりした甘さを感じるフレッシュでエレガントな口当たり。飲んでいると香りが順番に広がり、ミネラルで締めるロングラスティング。アルコール度11.5の軽めのワインながら、しっかりとした骨格がある。美味しくてぐいぐいと飲んでしまいそうだが、これは後味も楽しみたい。冷やしたガスパチョの酸味とぴったりあった。パエリアの方は、サフランとの相性が悪かったように感じた。余談だがこのワインTxakolinaと表記されていて、Txakoliとはまた違うのかなと思い調べてみた。Txakoliはバスク語なのだが、Txakolinaは冠詞を付けた表記らしい。英語で例えると、The Txakoli をTxakolinaと書く感じ。
評価(5点満点)
Bodega Katxina Txakolina 2023 4点