Biodynamie農法で作られたこのワインは、全房発酵を採用し、穏やかな抽出によってブドウ本来の個性を引き出すことを目指している。熟成は主に旧樽を使用し、新樽比率を抑えながら長期間樽熟成。亜硫酸の使用も最小限にとどめ、できる限り介入を抑えた自然なワイン造り実践している。
色はガーネット。ディスクは明瞭で、わずかに濁りが認められる。香りは、ダークチェリー、カシスなどの黒系果実。ミントやスパイスのハーブ的なニュアンスに、チョコレート、マッシュルーム、湿った森林の木を思わせる熟成香が重なる。果実の凝縮感と熟成由来の複雑性が共存。味わいはフルボディ。ダークフルーツの豊かな果実味に、鉛筆を削ったようなドライなニュアンス。タンニンはきめ細かく滑らかだが、明確な苦味を伴い、ワインに骨格を与えている。十分な酸が全体を引き締め、果実味とタンニンのバランスを保っている。口当たりは非常にスムースで、飲み越しも良好。飲んだ後には胃部にアルコール由来と思われる温感が感じられ、ワインの豊かなボリュームを印象づけた。
豊かな果実の凝縮感と、Corton-Bressandesらしい力強い骨格を備え、熟成による複雑性が現れ始めた一本。
評価(5点満点)
Domaine Chandon de Briailles Corton-Bressandes Grand Cru 2015 4点
