Conterno Fantinoは、1980年代以降のBaroloの品質改革を担った、いわゆるBarolo Boysに連なるモダン派の生産者。テクニカルシートによるとブドウは手摘みで収穫され、温度管理されたステンレスタンクで発酵とMaceration。その後、Malolactic発酵を木樽で行い、フレンチオーク樽で熟成。この醸造工程で、果実味に加えてスパイスや樽由来の複雑さ、しっかりとしたタンニンを備えたスタイルを作り出しているとのこと。
外観は、透明感のある濃いめのルビーレッド。光沢もあり、ディスクは厚め。香りは、印象的ないちご、プラム、チェリーなどの熟した果実の香り。ドライフラワーの華やかさに、シナモンなどのスパイス、たばこのニュアンスが重なり、複雑で奥行きのある香り。さらにトリュフを思わせる土やキノコのような複雑なニュアンスが重なる。味わいは間違いなくフルボディ。熟した赤系果実の豊かな果実味が口いっぱいに広がり、力強いタンニンと溶け合う。凝縮感のある果実味をしっかりとした酸と骨格のあるタンニンが支え、スパイスやたばこのニュアンスがさらなる複雑さを与える。力強さの中にも果実の豊かさが感じられ、余韻は長い。
熟した果実の豊かさ、力強いタンニン、複雑な香りが一体となった、存在感のあるBarolo。凝縮感と骨格を備えながら、華やかな果実やドライフラワーのニュアンスも楽しめる一本。今後の熟成によるさらなる変化にも期待したい。
評価(5点満点)
Barolo Sorì Ginestra Conterno Fantino 2017 3.8点
