樹齢50年以上のGrenache70%を主体に、Mourvèdre15%、Syrah10%、その他伝統的に認められた品種5%のブレンドで作られたChâteauneuf-du-Pape。
外観は、ガーネット色。ディスクからエッジにかけてグラデーションが見られ、光沢があり、透明感も感じられる。粘性は高く、豊かなボディとアルコールの高さを感じさせる。香りは、プラム、ブラックベリー、ダークチェリーなどの熟した果実が豊かに香り、ドライフルーツの凝縮したニュアンスが重なる。シナモンを思わせる甘いスパイスが感じられ、果実の熟度と複雑さが印象的。黒系果実を主体とした濃厚な香りの中に、スパイスの奥行きが感じられる。口に含むとアタックは力強く、アルコールの高さを感じるが、酸味とタンニンのバランスが良く、全体として調和が取れている。味わいはあくまでもドライでありながら、熟した果実の凝縮感と豊かなボリュームから、口中に甘やかな感触が広がる。ドライハーブやベイリーフのハーバルな風味に、オーク樽由来のニュアンスが重なり、味わいに複雑さを与えている。余韻は長く、ブラックペッパーのスパイシーさが広がり、石や土を思わせるミネラル感が奥行き感じる。
熟した黒系果実の豊かな凝縮感と、南ローヌらしいスパイスやハーブの複雑さが印象的なワイン。高いアルコールによる力強さを備えながら、酸味とタンニンが全体を支え、調和の取れた味わいを形成している。辛口でありながら、熟した果実の凝縮感に由来する甘やかな感触が口中に広がる点が特徴的。果実味からスパイス、そして石や土を思わせるニュアンスへと続く長い余韻が、ワインの奥深さを際立たせている。
今回のペアリング赤ワインソースを合わせたステーキと好相性。ワインの凝縮した果実味と口中に広がる甘やかな感触が、ソースの深みのある風味と調和する。豊かなボディとタンニンが肉の旨味や脂のコクを受け止め、ブラックペッパーを思わせるスパイシーな余韻が料理の味わいを引き立てる。ワインと料理が互いの豊かさを高め合う、満足度の高い組み合わせ。
評価(5点満点)
Châteauneuf-du-Pape E. Guigal 2018 3.8点
