La Tâche Grand Cruの斜面の上部、小道を挟んで隣接するVosne-Romanée Aux Champs Perdrix。平均約60年の古樹のブドウを栽培している。DRC社で修行をつんだHenri Audiffredが手がけるPinot Noirを試した。
まずは外観。ガーネット。わずかにオレンジがかった色調で、濃さは中程度。透明感もある。香りは、チェリー、ストロベリーなどの赤系果実が中心。ドライローズ、ハーブや枯れ草を思わせるニュアンスが重なる。果実の明るさがありながら、若干の乾いたニュアンスも感じられる。口当たりにはしっかりとした果実感があり、スパイスのニュアンスも感じられる。アルコールは14%で、全体としては軽やかで繊細というより、比較的ボールドで力強い印象。
一般的にイメージするVosne-Romanéeのエレガントで繊細なスタイルを期待すると、やや意外に感じるかもしれない。むしろ果実の厚みとアルコール感から、CaliforniaのPinot Noirを連想させるようなスタイルに感じた。タンニンは明確に感じられ、フィニッシュにかけてドライな印象が強く残る。現時点では果実、アルコール、タンニンが完全に一体化したというより、それぞれの要素が比較的はっきりと感じられる。もう少し熟成させることでタンニンが馴染み、果実味との一体感が増して、よりスムースな飲み口になるかもしれない。
フードペアリングしたステーキとの相性は悪くなかったのだけれど、特に印象的というほどではなく、全体として普通に合うという印象。一方、ブルーチーズとハチミツのジェラートとの組み合わせは非常に良かった。ブルーチーズの塩味と旨味、ハチミツの甘味、ジェラートのクリーミーさが、ワインの果実味やスパイス感、しっかりとしたタンニンとうまく調和していた。
評価(5点満点)
Vosne-Romanée Aux Champs Perdrix Audiffred 2022 3.5点
