Produttori del Barbarescoの歴史は1894年、地主や農家による共同体(co-op)が近隣のBaroloとの違いを示すため、Barbarescoとしてワイン造りを始めたことに始まる。当時の名称はCantine Sociali di Barbarescoであった。1920年にこの共同体は一度消滅するが、1958年にProduttori del Barbarescoとして復活。2021年ヴィンテージは、Wine Spectatorの2025年トップ100に選出されている。
外観はオレンジがかったルビーで、透明感があり、ディスクはやや厚め。香りにはチェリー、ブラックベリー、クランベリーが絡み合う印象で、フルーツの甘さはあまり感じられない。そこにシナモンやわたあめ、ポプリを思わせる乾いたニュアンスが重なった。
味わいはアルコールの高さを感じさせるけれど(14.5%)、飲み口はすっきりとしている。心地よい酸味に樽由来の木の香りが重なり、タンニンにはほのかな苦味があり、土を思わせるミネラル感が感じられる。余韻にバラのドライフラワーを感じるロングラスティングに上質感を感じた。ちなみに、ダークチョコレートをコーティングしたカシスガナッシュとの組み合わせが美味だった。
評価(5点満点)
Barbaresco 2021 Produttori del Barbaresco 4.5点
