ワインが好きと言うと、どんなワイン?赤ワインと白ワインどちらが好きかと聞かれることが多い。そもそもどちらも好きだし、赤か白かと言っても色々なタイプがあるし、どんな時に飲むかによって選ぶので答えに困る。まあ素直に両方好きと言うけれど。それでもどれがひとつ選ばなければとなると、Champagneだなあと思う。赤か白かの答えにはならないけれど、はっきりとした答えにはなるだろう。

と言うことで、その大好きなChampageを3本飲み比べてみた。以前にもハーフボトルの飲み比べを書いたが、フルボトルにすると選択肢も多く比較の幅も広がった。

まずは、Encry Champagne Millésime “Mémoire” Blanc de Blancs 2013。これは、Champagneお楽しみセットに入っていたもので、選んで購入したものではなかった。Côte des Blancsにある Salone とKrugの畑に挟まれた場所にある畑でとれたChardonayで作ったBlanc de Blancs。色は薄めのイエローで泡はシルバーに見えるほど。香りは白い花にアーモンド、オレンジやアプリコットも感じるが全体的に軽い香り、かすかにブリオッシュも感じる。開けてから時間が経つと、香りも少し出てきたが控えめではある。フルーツやアペリティフに合いそうだ。

次は、Bereche & Fils Champagne Brut Reserve。Montagne de Reimsで 1847から5代続く家族経営のワインメーカーだ。40年以上経過した木から厳選したChardonnay 、 Pinot meunier 、 Pinot noir を使っているそうだ。香りは、白い花、ピーチ、青リンゴなど、ナッツやオレンジの皮、イーストの香りミネラル感もある。Encryと比較すると香りも味わいも厚みを感じる。

最後は、今回一番楽しみにしていたChampagne Gosset。1584年にAyで創業された最も古く伝統あるChampagneハウス。特徴的なCELEBRISボトルは、18世紀のアンティークボトルを忠実に再現したものだ。Gosset Cerebrisは、Gosset社の最上のChampagneで、最良のブドウが収穫できた年のみ作られるVintage。作り方の特徴としてMalolactic Fermentationせず、酸を保ってフレッシュさを長く保つようにしているそうだ。細かく美しい泡が長く続く。香りはレモンとレモンの皮の全面に広がりシトラス感がフレッシュ、アーモンドやバニラの甘い香りも微かに。濡れた石のようなミネラル感も感じられた。口に含むとレモンの爽やかさは香りのままだが、甘い香りのバニラ感はなくかなりドライな感触があり、ちょっとバランスが悪いようにも感じられた。冷やしてシーフフードやフルーツムースなんかに合いそうに思う。

評価(5点満点)

Encry Millésime “Mémoire” 2013     3.5点

Bereche & Fils Champagne Brut Reserve  3.5点

Gosset Celebris 2007   3.5点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine Sake Diploma