有名メゾンのChampagneは評判が確立しているので、ある程度飲む前からどんな感じか予想できるし、イメージからの先入観もあって客観的な評価ができにくいと感じることもある。実際にはChampagne地区には約19,000のブドウ生産者がいて、そのうち2,000件程がChampageを生産と販売をおこなっているそうだ。小さな畑で自家栽培したブドウを使って生産者自らが作ったChampagneは、ボトルに RM(Recoltant-Manipulantと表記されている。最近はネットショップでも、様々なRMのChampagneも買うことができるので、個性豊かなChampagneに出会える機会も増えている。標準のChampagneは規定で最低限15ヶ月熟成が必要で、そのうち12か月はsur lieでと定められているが、今回のChampagneは、sur lie熟成36ヶ月とVintage並みの作りだ。100%pinot Noir で造られたblanc de noir タイプ。色は薄いイエロー。香りは最初期待したシトラスはあまり感じず、まずブリオッシュを強めに感じた 実はブラインドで試したので、Cavaかなと思ったのだけど、このパンの感じはやはりChampagne?と思い直した。少し時間をおいて再び香りをみてみると、ライムや白い花の香りがたってきた。クリーミーな泡で酸味もあり、しっかりとしたボディだが爽やかな飲み口。アルコール度は12度ですいすい飲めてしまうが、フルーティな後味も残るロングフィニッシュ。カニのクリームパスタと良く合っていたと思う。コストパフォーマンスの良いChampagneだ。
評価(5点満点)
Jean Sandrin Champagne Tradition Brut 4点

チョコレートとイチゴはChampagneのベストフレンド