New Zealandの冷涼の気候は、特に白ワイン用ブドウに適しているそうだ。そのため8割以上のワインが白ワインだ。中でもSauvigion Blancが多く作られていて、7割ほどを占めている。有名な産地としては、South IslandのMarlboroughが知られているが、今回のワインは、North Islandの南端にあるWairarapa地区のサブリージョンMartinboroughのものだ。New WorldのSauvignon Blanc は、フランスロワール地方のSancerreやPouilly Fume と比べるとフルーティだというのが定説。しかしこのワインは、フルーツ感よりもグリーンのスッキリとした香り、グースベリーにpipi de chatの独特の香りが全面に現れた。グレープフルーツ、ライム、グアバの香りも感じられた。口に含むとさわやかな酸味、ミネラル感もあり飲んだ後のキレも良い。これはテキストにある典型的なSauvignon Blancだと思った。香りが独特なので好き嫌いが分かれそうだ。今回ホタルイカのパスタと合わせたら、臭みを消してくれてちょうど良かった。お買い得なSauvignon Blancと紹介されていたのだが、常備していろいろな食事に合わせて楽しみたいワインだ。
評価(5点満点)
Te Tera Sauvignon Blanc 2023 4点