アマゾンのセールで手に入れたChampagne Paul Martin。Chardonnay 70%・Pinot Noir30%。ボトルを見ての第一印象:地味な感じのChampagneだな。お値段も2千円台だったので、余り期待はせずに栓を抜いた。開けたとたんに広がる正にChampagneの香り。グラスに注ぐと、濃いめのレモンイエローで泡も細やかだ。まず砂糖漬けしたようなレモンの濃厚な香り、パイナップル、アプリコット、ライチなどの甘めのフルーツに加え、白い花の香りも。sur leesとハチミツが混ざったようなコクも感じる。香りは甘めだが、飲み口は爽やかできりりとしている。気がつくと1本飲み干していた。これはイイ。正統派のChampagne。この日の夕食はお寿司だったが、凄く合うということもないが違和感なく、食事もワインも美味しく頂けた。普段飲みでは、Champagne の代わりにCavaにしておいたりすることも多いが、これだったらまとめ買いしておけばよかった。通常価格だと1000円程高い。ちなみにこのChampagneはPremier Cru と表示されているが、ChampagneにおいてはGrand CruやPremier Cruの規定のもとになったÉchelle des Crusというシステムは 2004年に廃止されている。Échelle des Crusは、ブドウの生産者のvillage(またはcommune)とワイン生産関係者が交渉して100%を最上とするスコアを設定することで、そのvillageのブドウの1キロあたりの価格を固定するシステムだった。現在も17のgrand cru village と42のpremier cru villageで生産されたChampagne は、それぞれ往年のグレードの表示ができる。しかし、Bourgogne やBordeauxの格付けとは意味が違うことは覚えておきたい。

評価(5点満点)

Champagne Paul Martin 3.8点

投稿者 Gen