Chardonnayはぶどう自体がニュートラルなため、産地と醸造方にによって色々なスタイルのワインがある。それは故郷Burgundyでも同じ。Burgundyの北部の冷涼な地域のChardonnayで作られるChablisは、すっきりとしたワインで生牡蠣に合うことで知られている。伝統的には樽の影響は最低限に抑えている。Chabisも熟成するとまろやかになり、酸味とミネラル感保ちつつ複雑な味わいが深まってくる。Grand Cru は、7つの区分に分かれていてその中で一番大きいのが今回のLes Closの畑。Chablis Grand Cruの中には、Burgundy Cote d’Or のChardonnayに匹敵するものをリーズナブルに楽しめるものもあるので注目している。Chablis Grand CruとBurgundyのChardonnayを比べてみた。まずは、Les Closの香りは、爽やかなエルダーフラワー、ライム、上品な香木。すっきりとしたフレーバーと薄めの色で、酸味ミネラル感もあり繊細だがしっかりとした作りが感じられる。Burdandy Chardonnayの方は、レモン、ライムのシトラス、バニラの香りがする。柔らかな酸味で喉越しが良い。Grand Cruのような繊細さはないが、ペペロンチーニ系のパスタ、ボンゴレなどに合わせて日常楽しみたいワインだ。

評価(5点満点)

Chablis Grand Cru Les Clos 2020 Raoul Gautherin & Fils 4点

Bourgogne Chardonnay 2021 Joseph Drouhin 3.8点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine Sake Diploma