少し涼しく感じられる9月。久しぶりに赤ワインが飲みたくなり、数年前に飲んで感動したGevrey Chambertin Domaine Armand Rousseauを選んだ 。
まず外観は、オレンジがかったガーネット。しっかりとしたリムがあり、透明感のある色調。香りは、
ラズベリー、プラムなどの赤系果実。ミント、ドライローズ、ムスク、カラメル、松脂などが重なり、複雑で奥行きのある香り。時間とともに樽や香木を思わせるニュアンスも感じられる。さて、味わいは滑らかな飲み口が第一印象。ラズベリーやプラムなど、香りで感じた果実が素直に広がる。レザーのニュアンスもあり、全体としてドライな印象。ミディアムボディで、ほどよい酸味があり、タンニンとのバランスも良い。樽や香木のニュアンスがアクセントとなり、余韻は長く、後味も心地よい。全体的にスムースで、非常に飲みやすくまとまっている。
2021年は決して容易なヴィンテージではなかったと聞いているが、そのことを感じさせない、スムースで美味しいワイン。一方で、以前に飲んだ際に感じたような強い感動は今回は得られなかった。以前のヴィンテージは失念してしまったが、比較すると果実の厚みや余韻、全体的なスケール感に物足りなさを感じる。十分に美味しく、バランスも良いワインだが、今回は「素晴らしい」というより、「普通に良いワイン」という印象。
評価(5点満点)
Gevrey Chambertin Domaine Armand Rousseau 2021 4点
