本日は高いフレイバーを持つRib-eye Steakに合わせて、久しぶりにBordeauxを開けることにした。まずは外観から。色はやや淡いディスクを伴うガーネット。澱が見られ、若さの中にも熟成の兆し。香りはカシスやブラックベリーの黒系果実に、ドライハーブやチョコレート、樽のニュアンスが重なる。味わいはドライで引き締まった酸を軸に、ドライフラワーやピーマン様の苦味、なめし革のニュアンス。タンニンはきめ細かく、ややスパイシーで長い余韻を持つエレガントな仕上がり。後味にバニラのニュアンスのある樽感も。そもそもgrand cru classéレベルのPauillacは長期熟成タイプで、そのなかでも2020年ヴィンテージは、凝縮度が高く、タンニンが豊富で酸もしっかり残る熟成向きの年とのこと。そのためか今の段階ではやや閉じた印象もみられるが、時間とともに芳醇さと奥行きが開いていくことが期待される。今飲んでも美味しくステーキとも良くあっていたが、あと数年〜10年程度熟成させたら本来意図されたスタイルを楽しめたかと思う。なお、写真の塩キャラメル風味のイースターバニーチョコレートのペアリングも好印象だった。Cabernet Sauvignon主体らしい骨格の強さと品格を備えた一本。

評価(5点満点)

Château Pichon Baron Pauillac 2020  4.5点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine / Sake Diploma