Egly-Ouriet Champagne Grand Cru Blanc de Noirs “Les Crayères”

評判の高いRM Champagne Egly-Ouriet 、石灰石の土壌その名も“Les Crayères”で育ったPinot Noir を使ったBlanc de Noirが届いたので、さっそく開栓。ナチュラルな造り、リッチな味わいと聞いていて、ペアリングも楽しめそうで期待も高まる。

まず外観は、透明感のある、やや濃いめのゴールド。きめ細かく繊細な泡が立ち上がる。香りは、グリーンアップル、グレープフルーツなどの爽やかな果実香に、香木、ミネラル、ブリオッシュのニュアンス。果実やミネラルの奥には、樽由来の香りもしっかりと感じられ、複雑で奥行きのある香り。味わいは、フルボディ。しっかりとした酸があり、熟れたリンゴやライムの果実味に、チョークを思わせるミネラル感が重なる。力強いストラクチャを感じる一方で、決して重すぎることはなく、全体として非常にバランスが良い。余韻は長く、果実味、酸、ミネラルが続いていく。

100% Pinot Noir、Ambonnay Grand Cruというテロワールに加え、1946年と1947年植樹の古木由来の凝縮感、樽による複雑性、あえてフィルタリングをおこなわず長期熟成、そして1g/Lという極めて低いドサージュ。これらの要素が重なり合うことで、Champagneでありながらワインとしての存在感が強く、厚みのある味わいに仕上がっている。甘さをほとんど感じさせない、非常にドライでピュアな味わい。

予想通り、単に乾杯のために楽しむChampagneというより、料理とともに時間をかけて楽しみたい一本。今回はカニのトマトクリームソースのパスタとローストビーフを合わせたが、どちらにも非常によく合った。料理に負けない十分なボディとストラクチャがありながら、酸とミネラルが料理を重たく感じさせない。

そして、今回最も印象的だったのがデザートの巨峰との相性。巨峰の凝縮した甘みに対してもChampagneが全く負けず、しっかりと受け止めてくれる。豊かな果実味と酸、ミネラルが巨峰の甘みを引き締め、今回のペアリングの中でも最高の相性だった。

華やかさだけを楽しむChampagneではなく、力強さ、酸、ミネラル、樽、そして長い余韻を料理とともに楽しみたい、非常に完成度の高い食中酒としてのChampagneだと感じた。 

評価 (5点満点)

Egly-Ouriet Champagne Grand Cru Blanc de Noirs “Les Crayères”  4.5点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine / Sake Diploma