本日はAlsace Grand CruのRiesling。Schoengrougのぶどう畑の歴史は古く、哲学者のヴォルテールも畑を持っていたと伝えられている。どんなアロマティックなRieslingかと期待が高まった。グラスに注ぐとまずレモンやライムの爽やかな香りが立ち上がり、次第にりんごや蜂蜜の甘やかなニュアンスへと広がっていく。そこに雨上がりの岩を思わせる清らかなミネラル感が重なり、リースリングらしいペトロール香が奥行きを与えている。口に含むとしっかりとしたストラクチャーと引き締まった酸が感じられ、ドライでバランスのよい仕上がりだ。余韻は長く、幅広い料理に寄り添える懐の深さを持ち、今回合わせたスパイスの効いたカレーにもしっかりと調和した。ビオワイン認定されている。今すぐに楽しむこともできるが、しばらく熟成させることでさらに複雑さと深みが増していくだろう。

評価(5点満点)

Schoenengourg Alsace Grand Cru Riesling 4.3点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine / Sake Diploma