Occidentalは、Steve KistlerがBurgandyのPinot Noirに匹敵するワインを作ろうとして立ち上げたワイナリーだ。フルーティーでアルコールの高いカリフォルニアスタイルのPinot Noirとは一線を置くエレガントなワインを作っている。因みにKistler のChardonnayは、香り高く繊細なまさにヨーロピアンスタイル。今回のPinot Noirは、Cuvée CatherineとSteve Kistlerの娘の名前が付けられた特別なワイン。色はルビーで縁が少しオレンジがかっている。ブラックチェリー、ラズベリー、それもジャムのような濃厚な香りにすみれの花も。ミントやハーブの香りもほのかに感じられる。黒胡椒のようなスパイスの香りも出てきた。口に含むと酸味がフルーティになりすぎるのを抑えている。タンニンはなめらかなフルボディに近いミディアムボディで、ミネラル感のあるやや長い余韻がある。Kistlerの作るワインとしては、Chardonnayの方がよりエレガントで好みではある。

評価(5点満点)

Occidental Cuvée Catherine – Occidental Station 2015  3.5点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine Sake Diploma