2000年の Charmes-Chambertin、生産者は Pierre Bourée Fils。グラスには、熟成を物語るオレンジがかった淡いガーネットの色調。中心部の色調もすでに軽やかで、ゆっくりと時を重ねたPinot Noirらしい外観だ。香りは開いた瞬間から熟成のニュアンスが広がる。乾燥いちじくやプラムのコンポート、赤いバラのドライフラワー。そこにほのかなバニラとクローブの甘いスパイス、リコリス、なめし革のタッチが重なり、グラン・クリュらしい複雑さを感じさせる。果実はフレッシュというよりも完全にドライ化し、瓶内熟成による香りが主体に感じる。口に含むと、味わいはドライで引き締まっており、酸がはっきりしている。乾燥梅を思わせる酸味と、塩味を帯びたミネラル感が前面に出る一方で、香りで感じたほどの厚みやストラクチャは感じられない。果実の香りは微かで、動物的なニュアンスとドライフラワーの余韻が主体だ。全体としては、力強さよりも枯れてゆく段階にあるようで、熟成の終盤に差し掛かったいる印象。もう少し早く飲むべきワインだったかも知れない。

コルクが黒くなっていた

評価(5点満点)

Charmes-Champertin Pierre Bourée Fils 2000 4点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine / Sake Diploma