このワインは、Giverey-Chambertin村の中でも特に評価の高い、壁に囲まれた区画Clos de la Justiceのモノポール。手摘みで収穫したブドウを自生酵母で、蓋をしない開放桶にてゆっくりと発酵。熟成は主に古樽のフレンチオークを使用し、18ヶ月間行われる。フィルター処理は必要最小限にとどめ、テロワールの個性とピュアな果実味を最大限に表現するワイン作りを行なっている。
まずは外観は、ガーネット色で透明感があるがわずかに茶色がかり、熟成のニュアンスが感じられる。香りは開栓直後にはごくかすかにドライローズを思わせる程度だが、1時間ほど置くことでラズベリーやチェリー、ブラックベリーといった赤から黒系果実の香りが明確に立ち上がってきた。さらに、土を思わせるマッシュルームや乾いた皮革の香りが現れ、熟成由来の要素が比較的強く感じられる。味わいは、ブルーベリーや赤いバラを思わせる風味があるものの、ややドライな印象が支配的で、紅茶のようなタンニンとしっかりとした酸味が全体のバランスを良く整えている。ナツメッグを思わせるスパイスのアクセントに加え、フレッシュなハーブのニュアンスも感じられ、2008年ヴィンテージながら熟成感とともに十分なフレッシュさを保っている。
Giverey-Chambertinの魅力を存分に味わえる、コストパフォーマンスに優れたワイン。
評価(5点満点)
Giverey-Chambertin Clos de la Justice Perre Bourée Fils 2008 3.8点
