今年のクリスマスに開けたシャンパンは、先日紹介したChemin de Reims Blanc de Blancs Extra Brutに続いて注目の作り手、Chartogne-Tailletのもの。今回は100% Meunierを使ったBlanc de Noir。かなり珍しいタイプとして印象に残る一本。
外観は透明感のある美しいゴールドで、細かい泡が華やかに弾ける。香りは、最初にはちみつとスイカズラの甘い香りが広がって、その後、みかんやりんごの爽やかなフルーツの香りが加わる。ほんのりスパイスの香りも感じられた。口に含むと、しっかりとした飲み口で、クリーミーな感覚が広がる。ガーデニアのような白い花の香りがふわっと感じられて、とても印象的。でも、酸味がしっかりしていて甘さは感じず、全体的に引き締まった印象。Chemin de Reimsと同じExtra Brutだけど、こちらの方がドライに感じて、より洗練された印象を受けた。後味には、清涼感のあるミネラル感とともに、ちょっとした苦味が残って、それが良い意味で長く続く。これが味わいに深みを与えて、余韻が楽しめた。フランボワーズのムースとチョコレートのクリスマスケーキとよく合った。
評価(5点満点)
Chartogne-Taillet ‘Les Barres’ Blanc de Noir Extra brut 2020 4.5点
