本日もBeaujolais Nouveau2本の飲み比べ。1本目は毎年手に入れてBeaujolais Villages Primeur Pierre Lous Fuisset。このワインはNouveauではなくPrimeurと記載されているのだが、これはフランス語で出来立て、真新しいなどの意味で、ワインの場合は新酒を意味するのでNouveauと同義語と考えてよいらしい。このワインは毎年安定していて、毎回そのフレッシュさを楽しめる。香りは、まずイチゴキャンディみたいな軽やかな甘さが広がって、その後にフレッシュな果実の香りが感じられる。飲み口はフレッシュで軽快で、酸味も程よく、スムーズに喉を通っていく感じがする。これは気軽にがぶ飲みできるタイプのワインで、余韻も軽くてすぐに切れるから、飲みやすい。毎年変わらない良さがあって、安定して楽しめる一本だ。2本目はJean Lefort Beaujolais Nouveau。外観は2本ともほぼ同じ若さを感じるパープルよりのルビー色でディスクも薄くさらさらした感じ。香りはお約束のイチゴキャンディにブルーベリー、ミントや軽めのスパイスの香り。飲み口はPierre Lous Fuissetと比較すると重めで酸味も高めに感じる。ぴりぴりとしたタンニンの苦味も後味に残る。これをより複雑性を持ったことでより良いワインと感じるのか、Nouveauに求めるフレッシュさに欠けると感じるのかは人それぞれだと思う。個人的には後者だ。

評価(5点満点) 

Jean Lefort Beaujolais Nouveau 2025 3.5点

Beaujolais Villages Primeur Pierre Lous Fuisset 2025 4点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine / Sake Diploma