Dom Pérignon 2015は、51%のPinot Noir と49%のChardonnayのブレンド。泡は非常にクリーミーで、粒がやや大きめに感じられるが、これは熟成の進んだChampagneに見られる特徴であり、泡の構成が時間とともに変化するためである。香りは控えめで、白い花の繊細なノートが漂い、シトラス系の酸味が穏やかに広がる。口に含むと、酸味は軽やかでありながら、マロラクティック発酵によって生まれたクリーミーさがしっかりと感じられる。まるでギリシャヨーグルトのような滑らかな口当たりが印象的で、余韻には清涼感を伴うミネラル感が心地よく残る。

ペアリング:
前菜のタコとホタテとの相性はとても良かった。Champagneの酸味とミネラル感がシーフードの甘みを引き立て、全体として非常に調和の取れた一体感を感じさせる。ホタテの甘さがChampagneの泡とともに広がり、タコの食感とともに軽やかで洗練された印象を与える。その後、メインのステーキとも合わせてみたが、予想通りバランスが取れなかった。Champagneの繊細な味わいが、ステーキの力強い旨味に負けてしまったようだ。ちなみに、熟成の最終的なピークである30年後の「P3」(Plenitude3)を冠する特別なDom Pérignonは、肉料理と合わせても引けを取らないらしい。

評価(5点満点)

Champagne Dom Pérignon 2015 4.6点

投稿者 Gen

Certified Specialist of Wine / Sake Diploma