チリのブドウはボルドーから新天地を求めて移植された。Carménèreもその一つで、メドック地区が原産で主にブレンド用に使われていたが、19世紀のフィロキセラによってフランスのCarménèreは絶滅した。フィロキセラを免れたチリのCarménèreは、長らくスパイシーなMerlotと考えられていたが、1904年にCarménèreであると証明された。今回のワイン、まずCarbert Sauvignonに似た濃い色、熟したベリーの香りを感じた。タンニンが強めでスパイス感もあり、飲み口は力強い。スパイスを効かせたミートソースのパスタを合わせた。
評価点(5点満点)
2.8点